板選び
スキーヤーにとって、大きな悩みのタネの一つだよな。
もう少しかっこよく滑りたい・・・板が悪いんじゃないか?
ショートターンをキレキレにしたい・・・板を変えればなんとかなるんじゃないか?
3コブ発射をなんとかしたい・・・やっぱ、板が原因じゃないか?
まぁ、こんな悩みでは板を変えても『やっぱ、悪いのは自分か・・・』となるのは確実なので置いといて・・・
今の板に不満があって買い替えを予定している方に、おいらの板選び方法を公開しようと思う。
まずはじめに、この各シーズン後半に開催される『試乗会』に参加することだ。『スキー 試乗会』で検索すれば、自分の都合に合うスケジュールが判るだろう。
たいてい、免許証の提示かもしくは会費が¥1000くらい必要かもしれない。
おいらの経験上、会費を払ったほうが試乗できる板の種類は豊富なようだ。『¥1000もかかるのかよ!』と思うかもしれないが、10万円する板を買わずに試せるんだから、おいらは安いもんだと思うぞ。自分に合わない板を履くなんて、苦痛以外の何物でもないと思うからだ。
次、試乗会会場についたら板の選択だ。
これについては素直に自分の脚前と希望をスタッフさんに告げよう。ここで背伸びしても無いもいいことはないぞ。
または、自分で理解しているなら今履いている板の1グレード上を狙うかだな。これもスタッフさんに聞いてみたほうが早いかも。
メーカーとかデザインに目が行くかもしれないが、手っ取り早くカッコよくなりたいなら自分のレベルにあったものを選ぶ必要があると思うんだな。そこら辺はスタッフさんも心得ているので、頼りにするのが良いと思う。
次、試し履きの板が決まったらやること
サイドスリップやスローターンでフィーリングを確認したら、ロングターン、ショートターン、コブのそれぞれを、自分のできる最大限のスピードで滑ってみること。
ここで、重要なのは『練習しないこと』『最大スピード』の2点だ。
なぜ練習しないことが大切かというと、板ってのはそれぞれ乗るポジション(スイートスポットという方が良いのかな?)が微妙に違うからだ。まぁ、この違いがこだわりのあるスキーヤーにとって大切なんだが・・・
重要なのは『自分に合う板探し』であって、練習では無いのだ。
最大スピードについては、スキーに慣れてくると当然スピードが出てくる。現在履いている板の性能を超えるスピードを出せるようになったなら、躊躇することなくグレードを上げるべきと思うからだ。
たとえば、今履いている板でロングターンをした時に不安定さを感じているならば、1グレード上がった板で同じロングターンをした時に必ず『おっ!』『なにこれ?』と感じるはずだ。
ロングターン、ショートターン、コブのどれかで『おっ!』『なにこれ?』と思ったら、写メでも撮って板を覚えておこう。そしたら、次の板の選択に行く。同じ板で2回めを滑っては時間がもったいないからだ。
板を返却しにいくとスタッフさんが『どうでした?』と聞いてくるかもしれない。そうしたら自分で感じたことを伝えてみよう。『もう少し回しやすいのがいいな』とか『高速で安定性が欲しい』とか。
次の板を選ぶときも、自分の感想を伝えよう。
そうしたらスタッフさんが感想や希望を基に次の板を選択してくれるはずだ。
板が決まったら、先ほどと同じくサイドスリップやスローターンでフィーリングを確認したら、ロングターン、ショートターン、コブのそれぞれを、自分のできる最大限のスピードで滑ってみること。
決して練習をしてはならない。
3台くらい乗って見たら、なんとなく違いが理解できると思う。なんとなくで良いんだよ。
ロングターンで安定している。ショートターンがなんか楽。コブん中で引っかからない。等々・・・
お気に入りの板が見つかったら、次は横展開だ。
スタッフさんに『○○ブランドのxxってのが気に入ったんだけれど、△△ブランドで似たようなの無いの?』と聞いてみよう。スタッフさん悩みながら次の板を出してくることだろう。
無料試乗会だと、この横展開がやりづらいんだな・・・しょうがないけれどね・・・
疲れてきたら試乗するのはやめたほうがよい。一つの理由は『違いが分からなくなるから』だ。
ヘトヘトになってくると、板を変えても違いが分かりにくくなるんだな。これでは試乗の意味がないし、最後の重要事項が出来なくなる恐れがあるからだ。
重要事項とは『最後は自分が今乗っている板で滑ること』
試乗で乗り慣れない板に乗ったのだから、当然自分のポジションがずれているはずだ。このズレを感じて修正するには乗り慣れた板で滑るが必要なのだ。
自分の板で滑ると『ああぁ、コレコレ!』という懐かしさ?を感じる事が大事なのだ。
自分の広げたい方面で気になる板が見つかったら試乗会は終了。お気に入りの板が見つかったら、即予約するのもアリ、ネットで他の方の感想を参考にするもヨシ。来シーズンに向けて楽しみましょう!
最後に、おいらが試乗して気になった板をあげとく。
VOLKL PLATINUM SW 166
これは良い!!もうちょい長くても良いかな?すんごく欲しいぞ!!
VOLKL PLATINUM SRC 168
コブでの扱いやすさはちょっと感動!高速ではもうちょいガンバレ
REISM FOX 167
REISM CAT 164
どっちも黒いんで写真は一枚w。 初めてREISMシリーズに乗ったが、『楽しいスキー』と言うものがやっと理解できた気がする。動かしたら動かしただけ答えてくれる、楽しいスキー。
VOLKL PLATINUM SD 165
一番人気だそうだ。いつも思うが、この板の本当の性能を引き出せたら相当カッコイイぞ!
・・・おいらにはちょっとムリ・・・うそです・・・かなりムリ・・・かも
良い板に巡り会えることを祈る!