このブログを読んでくれたお礼に、私の実践しているワキシング・メソッドを伝授しようかと思う。
この方法は無茶苦茶早くて簡単ですよ。
どれくらいかというと、おいらは3台のスキー板(6本)を10分で完了させられるんだな。
あっ、言っときますが『ホットワックス』ですよ。
そこそこ滑る人も、なんか目的持って気合い入れている人も、道具のメンテナンスについては多少気を使っているはず。
ワックスもその一つと思う。
ただ、ワックスかけるって事に対して『面倒・・・』とか『場所がない』とか『ショップに出すと費用と期間が・・・』とかいろいろ懸念する人も多いはず。
おいらもこの方法に至るまで、溶かして、垂らして、均して、剥いで、磨いて、馴染ませて・・・なんてことを夜な夜なやってたんだな。
部屋は汚れるし、ワックスはめちゃ減りするし、でワキシングした後の滑りの良さと引き換えに時間や費用を費やしていましたよ。
スプレーワックスも最近良いものが販売されていますが、持ちは断然ホットワックスと思うので、しょうがないなーと思いながら。
スキー場の駐車場に到着すると、クルマのリアハッチに板を立てかけ、ゴシゴシとスクレッパーかけている人もたまに見るよね。
個人的には『なにもこんな所で・・・』とか思いますが、まぁそんな事は置いといて・・・
さて、その簡単ワキシングの方法。
準備(用意するもの)
- ワキシング用アイロン(普通のもので構わない
- クリーニングされた板(今後かけっぱなしになるので、今までのワックスを綺麗に剥がして置きましょう
※エッジが乱れていると、アイロンに傷が付いてしまいますので、ファイルで整形しておきましょう。 - ワックス(滑る環境に適した固形ワックス・・・おいらはHolmenkolの黄色と青色がメインです・・・赤だけでもいいかな?
え!これだけ??
そう。これだけなんだな。
種明かしすると、『ワックス生塗でアイロン当てて終わり』ということなんだな。
『そんな無茶な』『いい加減なこと書くな』など言われそうですが、気になった方は試しにやってみてくださいな。
まず最初にアイロンに通電して温めます。アイロンの温まりが悪いと、生塗ワックスの溶け伸びが悪いです。伸ばし切るのに時間がかかるので、最初に電源を投入しておきます。
次、滑走面に固形ワックスをゴシゴシ塗っていきます。通常はこの後コルクでなじませるのですが、このメソッドでコルクは使用しません。
塗り方はごく普通です。多少ワックスの多い箇所、少ない箇所ができるかと思いますが、気にする必要は無いです。
生塗が完了したら、予熱が完了しているアイロンで先程生塗りしたワックスを溶かしながら滑走面全体に伸ばして行きます。
アイロンは一発でトップからテールまで行っても良いですし、10cm位ずつ行ったり来たりしても良いです。ただし、最後の一回だけはトップからテールまで一回で通過してください。(ワックスの波打ち防止です。・・・これも最近は気持ちの問題だけかとも思っています)
以上で終わりです。
『ふざけんなよ』なんて思うかもしれませんが、本当にこれだけです。
スクレーパーは?・・・かけません
ブラシは?・・・かけません
ただし、ワキシング後最初の数十メーターは滑走性が悪いので、最初からの滑走性を求める人はブラシをかけたほうが良いです。
ちなみにおいらの持っているブラシは100円ショップで購入した『ナイロンたわし』!使用するのは、頼まれた他人の分のワキシング時のみ。
おいらはリフト乗り場まではそんなに滑走性を求めないし、リフトでトップに到着後もすぐに滑走しないで準備運動とか足慣らしをするのでブラシングはやってないんです。
だって面倒くさいんだもん・・・
なんだかんだやっているうちに滑走面の無駄なワックスは取れちゃうんです。ホントですよ。
これのメリットは、『部屋が汚れないこと』
これまでは、準備に新聞紙を引いたり、ベランダや玄関でワキシングしたことも・・・床や靴下にワックスが付いて『あ”~~』って事が無いんだな。
もう一つのメリットは『ワックスの消費量がムッチャ少ない』
以前はワックスを剥がしながら『これって残る量より捨てる量の方が絶対多いよなー』とか思いつつもガリガリとワックスを落としてたんだな。
この方法にしてから、ワックスの購入はしたこと無いな・・・今使っているのは何シーズン目だろうか?
『お前さんの滑走日数が少ないからだろ』ですって?
おいらは毎シーズン30日以上滑走するんだな。2日に一回以上はワックスかけるので、ワンシーズンで15回以上ホットワックスすることになるんだな。
重要なワックスの『持ち』についてですが、アイスバーンや硬い締り雪でも2日くらい(距離にして50Kmくらい?)は持ちますよ。
一泊二日の旅程なら十分ですよねぇ・・・
このワキシングメソッドの最大の利点は『短時間で完了』することなので、毎滑走時にワックスを体感したい人にはうってつけかと思うんだな。
まぁ、騙されたと思ってやってみてくださいませ。